医療情報や健康については、いろいろな情報があふれています。
確かな情報源を確認することをお勧めいたします。
今回、ビタミンAについて、厚生労働省のeJIMというサイトからの引用です。
ビタミンAは、妊娠中や授乳期において、母親と赤ちゃんの健康を維持するために非常に重要です。ここでは、ビタミンAに関するポイントを、妊娠・出産、授乳期に関連する形で、一般の方にわかりやすく整理しました。
1. ビタミンAの役割
- 目の健康維持:ビタミンAは視力の発達に不可欠で、赤ちゃんの成長にとって大切な栄養素です。
- 免疫機能のサポート:母体の免疫力を高め、感染症を予防する役割があります。また、赤ちゃんの免疫力にも関わるため、妊娠中・授乳期には特に注意が必要です。
- 細胞の成長と発達:ビタミンAは細胞分裂に重要で、赤ちゃんの臓器や骨の発達に関与します。
2. 妊娠中のビタミンA摂取
- 妊娠中はビタミンAを適切に摂取することが大切です。しかし、過剰摂取は胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。
- 推奨摂取量:妊婦さんは1日あたり700~800µgRE(レチノール活性当量)が推奨されています。
- 食品からの摂取:レバーやうなぎなど、ビタミンAが豊富な食材はありますが、レバーなどは特にビタミンAの含有量が高いため、妊娠中は過剰摂取を避けるようにしましょう。野菜や乳製品からの摂取が安全です。
3. 授乳期のビタミンA摂取
- 授乳期には、母乳を通して赤ちゃんに栄養が届けられるため、ビタミンAの摂取が引き続き重要です。
- 推奨摂取量:授乳期には770~1,200µgREが推奨されています。妊娠中よりも少し多めの摂取が求められます。
- 授乳中は、緑黄色野菜(ニンジン、ほうれん草など)や乳製品を意識的に摂取することで、ビタミンAの必要量を補うことができます。
4. ビタミンA過剰摂取のリスク
- 妊娠中にビタミンAを過剰に摂取すると、胎児の発育に悪影響を及ぼすことがあります。特に、サプリメントなどでの過剰摂取には注意が必要です。
- 推奨される範囲を守り、必要以上にビタミンAを摂取しないようにしましょう。
5. 安全なビタミンAの摂取方法
- ビタミンAには「レチノール」と「βカロテン」の2種類があります。レチノールは動物性食品に含まれ、βカロテンは植物性食品に含まれています。特に、βカロテンは過剰摂取のリスクが低いので、妊婦さんや授乳期のお母さんは、緑黄色野菜から摂取することがおすすめです。
6. 注意点
- サプリメントの使用は、医師や栄養士と相談し、適切な量を守ることが大切です。
- ビタミンAを多く含む食品を摂取するときは、過剰にならないようにバランスをとりましょう。
これらの情報をもとに、バランスの取れた食生活を心がけ、必要なビタミンAを安全に摂取することが、健康な妊娠と授乳期を支える鍵となります。
以上が、厚生労働省のeJIMからの引用です。
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