月経が突然来ない、”つわり”のような気分不良がある。
このような時、妊娠したかも、と考えると思います。
ここでは、妊娠したかの判断について、どのように考えているのか(対応しているのか)をお伝えいたします。
※自然妊娠での対応についての話ですので、不妊治療の方は、かかりつけの先生にご相談・ご確認ください。
妊娠の確認に確実なのは、妊娠反応が陽性になる(反応が出る、プラスになる)ことです。
妊娠をすると、絨毛(じゅうもう)という成分からhCGというホルモンが出ます。
これを尿、または血液検査で確認をすることで妊娠(厳密にいうとその可能性)と判断します。
これは、市販の妊娠検査キットで十分確認できます。
(市販の検査と病院での尿テープ検査は、ほぼ同じ結果だそうです。)
受精(精子と卵子が出会う)前や受精直後で絨毛が少量の場合は反応が出ないこともあり得ますが、皆さんが妊娠したかもと考えるタイミング(月経が1週間ほど遅れているなど)では、ほぼ陽性になると考えられています。(月経が不順などを理由に排卵のタイミングが不明な場合は、1週間あけてもう1回検査する、という方法もお勧めです。)
当然、検査(やり方や判定など)に不安があるかた、医師へのご質問がある方は、病院でチェックされても良いと思います。
なお、正常でない妊娠、例えば、流産しかけている状態や、子宮外妊娠(今は異所性妊娠と呼びます)、胞状奇胎など、妊娠に関わるような疾患の時も、妊娠反応は陽性となります。これらの疾患で注意が必要なのは、月経と思ってた出血が、不正出血であった、というケースもあり得ることです。
(個別の疾患についての説明は、ここでは省略します。)
とりあえずとしては、
① 心配な時は妊娠検査を行ってみること、
② 妊娠反応が陽性となったときは、(これらのような疾患が隠れていることもあるため)お早めに(できれば1週間以内を目安に)一度受診されること
をお勧めいたします。