妊娠は体に多くの変化をもたらしますが、妊娠前の体格と妊娠中の体重管理は特に重要です。ここでは、その理由と管理方法について詳しく解説します。

妊娠前の体格とリスク

やせ型の女性

  • 早産や低出生体重児のリスクが高い。

肥満型の女性

  • 妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、帝王切開のリスクが高い。

妊娠中の体重増加

  • 妊娠前の体格によって、妊娠中の推奨体重増加量が異なります。
  • 体重増加が少ないと、早産や低出生体重児のリスクが高まります。
  • 体重増加が多いと、巨大児や帝王切開のリスクが高まります。

妊娠中の栄養指導

  1. バランスの良い栄養摂取を目指します。
  2. 妊娠前の体格(BMI)に応じて指導します。
  3. 体重増加量を厳格に管理する必要はなく、個人差を考慮した指導を行います。

授乳期間中のカロリー

  • 妊娠前よりも必要カロリー量が増加します。

まとめ

妊娠前の体格と妊娠中の体重管理は、妊娠と出産の健康に直結しています。適切な管理と指導によって、母子ともに健康な状態を保つことが可能です。

 

(参考; 産婦人科診療ガイドライン―産科編 2020 ”CQ010 妊娠前の体格や妊娠中の体重増加量については?”)